ハヤテインベストメントとは？【静岡】【プロ野球新球団】

静岡市にプロ野球新球団？ハヤテインベストメントとは？

2022年11月、「静岡市を本拠地とする、プロ野球の球団を新設する構想が浮上している」との報道がされました。

ことの流れを整理すると、プロ野球のオーナー会議で「2024年シーズンを目標に新たに2つの球団の新規参入を認め公式戦を開催する」方針が取りまとめられ、2023年春に公募予定を実施する予定となっています。そこに対し「ハヤテインベストメント」が、静岡市の「清水庵原球場」を本拠地として参入を目指す旨の宣言をしたことが話題の発端となります。これは本決まりではなく、参加する企業について今後審査が行われていくとのこと。（2つの球団のうち、もう1球団については今のところ不明）

そしてここでは、その新規申し出を行った「ハヤテインベストメント」とは？と、そもそも参入する予定の「2軍ってどんなところだっけ？」ということについて解説していこうと思います。

2軍リーグ（ファームリーグ）とは？

まず、あまり詳しく知らない人も多いと思われる2軍について簡単に振り返ってみます。

プロ野球の２軍は「ファーム」または「ファームリーグ」と呼ばれ、「イースタンリーグ」と「ウエスタンリーグ」の2リーグに分かれています。

イースタンリーグは名前のとおり、「東日本」に拠点をおく７球団、ウエスタンリーグは、「西日本」に拠点をおく５球団が所属しています。

引用：NPB – イースタンリーグ2022年成績

引用：NPB – ウエスタンリーグ2022年成績表

静岡はこういう時どこに所属するか微妙な立ち位置ですが、球団数が少なく、二軍の「中日ドラゴンズ」と同じ「ウエスタンリーグ」の可能性が高いのではないでしょうか。

なお、二軍は選手の調整や育成の場として語られることが多く、選手は常に一軍昇格を目指して奮闘しています。しかし、今回新規参入予定の2軍球団は1軍を持たないとのことなので、この辺のモチベーション的なところはどのようになっていくのかは個人的に気になるところです。

ハヤテインベストメントとは

次にハヤテインベストメントについて。

ハヤテインベストメントとは、杉原行洋氏が2005年に設立した新鋭ヘッジファンドです。日本中小型企業株への投資によって収益を出しており、2018年には調査会社ユーリカヘッジから「ベスト・ジャパン・ヘッジファンド賞」に選ばれているようです。

ハヤテ側のWebページにも、すでに「挑戦する」というページまで作成され、やる気は十分といった感じです。

引用：ハヤテグループ – スポーツ事業

ハヤテに対するネット上の反応としては、「長期出来る体力があるのか？」、「なぜ静岡の企業でなく東京の企業？」などといった声はありますが、まだ知名度がそんなにないためか反応は薄い印象。それよりも「一軍のない球団に選手が集まるのか？」、「なぜ草薙球場でないのか？」「採算が取れるのか？」といった事業に対する意見の意見の方が多数見受けられました。

静岡市側の反応

静岡市の田辺信宏市長は、市長に初めて当選した時から、「プロ野球球団の創設」を公約として掲げていましたこともあり、静岡市側の反応は歓迎ムード（市民の反応は別として）。

ただし、田辺信宏市長は23年4月の市長選に立候補しない意向を表明しているため、静岡市側の反応も今後どうなっていくのかは今のところわかりません。

今回は以上です。今後進展がありましたら随時更新していきたいと思います。