本の紹介

君に贈る本大賞(第9回キミ本大賞)

 

悩めるネコ
悩めるネコ
おすすめの本が知りたいな。
たくさん見たいから参考になる賞を教えてほしいんだけど

 

このようなお悩みを解消します。

 

それなら『君に贈る本大賞』が参考になりますよ!

 

君に贈る本大賞(キミ本大賞)は、毎年、読売中高生新聞が全国の中学校・高校の先生に、中高生に読んでもらいたい本をアンケート形式で尋ねる賞です。

今回は第9回(2023年)にランクインした本を紹介します。

 

【大賞】そして、バトンは渡された

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。

血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき―。

そして、バトンは渡された [ 瀬尾 まいこ ]

 

 

第2位 とんび

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。

しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。

我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

 

 

第3位 ツナグ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。

突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……

ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

 

 

第4位 ひと

店を開くも失敗、交通事故死した調理師だった父。女手ひとつ、学食で働きながら東京の私大に進ませてくれた母。―その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。

全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の惣菜屋で、買おうとしていた最後のコロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに…。

 

 

第5位 風が強く吹いている

「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……。

風が強く吹いている [ 三浦 しをん ]

 

 

第5位 博士の愛した数式

[ぼくの記憶は80分しかもたない]。博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──。

記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。

博士の愛した数式 [ 小川 洋子 ]

 

 

5位 走れメロス

”メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。”

太宰治の名作「走れメロス」。メロスは何に怒り、何のために走るのか。

 

 

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