たくさん見たいから参考になるものを教えてほしいんだけど
このようなお悩みを解消します。
今回は2023年に4月に放送された最新のおすすめ書籍を紹介します。
ビビる大木 さんおすすめ
渋沢家三代 (佐野 眞一)
日本資本主義を生んだ栄一、それを引継いだ敬三、その狭間で廃嫡の憂き目にあった篤二。大宅賞作家が新資料を得て三代の謎を解く
西郷隆盛の首を発見した男 (大野敏明)
西郷の首を発見した男の一代記。
西郷隆盛の首の行方は幾多の伝説や謎を生んできた。金沢で発見された軍人の履歴書。この筆者こそ西郷の首を発見した男である。
「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日(馬場康夫)
ディズニーランドが来たのはアメリカの次はじつは日本。
三井VS三菱のディズニーランド誘致合戦から開園までを描いたノンフィクション。「ランド、シーの見方が変わる」と絶賛
砂まみれの名将(加藤弘士)
阪神と楽天の間、シダックスを指揮いた時期の話(ノンフィクション)。
ちなみにご本人は、このシダックスの時が一番楽しかったと言っていたらしいです。
辺境の路地へ(上原善広)
北海道から沖縄まで、辺境、路地裏の体験ルポ。やり手のおばちゃん、行きずりのおねえさん…ぎりぎりの生の声が聞こえる実話集。
わが夫 坂本龍馬 おりょう聞書き(一坂 太郎)
坂本龍馬の妻、おりょうの回顧録を現代でも読みやすいよう再編集。
龍馬もおもしろいが、おりょうもおもしろい。
中濱万次郎(中濱 博)
直系の子孫である筆者が自分の先祖のことを調べて書いた本。
ヒコロヒー さんおすすめ
宇宙人と出会う前に読む本(高水裕一)
宇宙人からの質問を通して、日常にある科学をまなべ、かつ面白い。
掃除婦のための手引き書(ルシア・ベルリン)
2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位。第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位。
「アメリカ文学界最後の秘密」と呼ばれたルシア・ベルリン、初の邦訳作品集!
その昔、N市では(マリー・ルイーゼ・カシュニッツ)
兄は船旅に出る妹を見送ったが、それは彼女が乗る予定の船ではなかった。ひと月後、妹から手紙が届く。彼女は、その船では日付も時刻も現在位置も確認できないと書いていた。手紙を読み進めるにつれ、内容はさらに常軌を逸していき……。日常に忍びこむ奇妙な幻想。背筋を震わせる人間心理の闇。懸命に生きる人々の切なさ。戦後ドイツを代表する女性作家の粋を集めた、全15作の日本オリジナル傑作選!
権力に翻弄されないための48の法則(ロバート・グリーン)
刑務所図書館貸出ランキング1位!歴史上の偉人の言葉から処世術を学べる本。
短歌ください(穂村 弘)
本の情報誌『ダ・ヴィンチ』の投稿企画「短歌ください」に寄せられた短歌から、人気歌人・穂村弘が傑作を選出。鮮やかな講評が短歌それぞれの魅力をいっそう際立たせる。言葉の不思議に触れる実践的短歌入門書。
家庭用安心坑夫(小砂川チト)
日本橋三越の柱に、幼いころ実家に貼ったシールがあるのを見つけたところから物語は始まる。狂気と現実世界が互いに浸食し合い、新人らしからぬ圧倒的筆致とスピード感で我々を思わぬところへ運んでいく。
くもをさがす(西加奈子)
ヒコロヒーさん『最近読んだ本で群を抜いて面白かった。乳がんになった著者のカナダでの闘病生活を描いたノンフィクション作品。』
歪んだ波紋(塩田武士)
地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。「この車、遺族宅にあるらしい」。沢村は取材へ急行する。犯人は家族なのか――
大工よ、屋根の梁を高く上げよ(J.D. サリンジャー)
個性的なグラース家七人兄妹の精神的支柱である長兄、シーモアの結婚の経緯と自殺の真因を、弟バディが愛と崇拝をこめて語る傑作。
セロ弾きのゴーシュ(宮沢賢治)
ゴーシュは動物たちの助けをかりてセロの練習をします。「賢治を描いては最高」といわれる画家の絵をそえて1冊に仕上げられた、文学のすばらしい贈り物です。
白いしるし(西加奈子)
好きすぎて、怖い。この気持ち、ばくはつ寸前! 失恋だらけの32歳独身♀。また恋に、落ちた。痛い記憶を引きずり出す、超全身むきだし愛!
女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。
きけ わだつみのこえ(日本戦没学生記念会)
酷薄な状況の中で,最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め,祖国と愛する者の未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち.一九四九年の刊行以来,無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を,戦後五○年を機にあらためて原点に立ちかえって見直し,新しい世代に読みつがれていく決定版として刊行する.
ニシダ(ラランド) さんおすすめ
ケチる貴方(石田夏穂)
「冷え性」と「脂肪吸引」。いま文学界が最も注目する才能が放つ身体性に根差した問題作!
コルタサル短篇集 悪魔の涎・追い求める男
夕暮れの公園で何気なく撮った一枚の写真から,現実と非現実の交錯する不可思議な世界が生まれる「悪魔の涎」.薬物への耽溺とジャズの即興演奏のなかに彼岸を垣間見るサックス奏者を描いた「追い求める男」.斬新な実験性と幻想的な作風でラテンアメリカ文学界に独自の位置を占めるコルサタル(一九一四―八四)の代表作十篇を収録.
とんこつQ&A
「とんこつ」という中華屋で働き始めた主人公。しかしあまり接客が得意ではない。その主人公がまとめた手作りのマニュアルが1冊の本になったもの。
ミライの源氏物語(山崎ナオコーラ)
現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
あなたのための短歌集(木下龍也)
一時的な品切れの際に高価格の中古書籍が掲示される場合があるためご注意ください。在庫十分ございます】 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、 短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。 これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。 歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です!
人間の建設(岡潔, 小林秀雄)
有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。
学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、
ドストエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性……
主題は激しく転回する。そして、その全ての言葉は示唆と普遍性に富む。
日本史上最も知的な雑談といえるだろう。
建築知識
バズり、本屋でも品切れになったほど。
銭湯やカフェなどの見取り図や、わくわくするような図がいっぱい。
加納(Aマッソ) さんおすすめ
僕の心臓は右にある(大城 文章)
加納さん『いろんな芸人のエッセイ本を結構読んだが、群を抜いて面白かった。』幼少期の貧乏エピソードなど、チャンス大城の壮絶な半生を描いたエッセイ。
君のクイズ(小川 哲)
クイズ番組の決勝。最後の問題、1対1の場面で、対戦相手は問題を1文字読まれることなく答えを言い見事正解。
なぜ対戦相手は「ゼロ文字正答」できたのか?その理由を紐解くミステリー。
おいしいごはんが食べられますように(高瀬 隼子)
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。
笑うな(筒井 康隆)
タイム・マシンを発明して、直前に起った出来事を眺めるというユニークな発想の『笑うな』。夫の目前で妻を強姦する制服警官のニューロイックな心理『傷ついたのは誰の心』。空飛ぶ円盤と遭遇したSF作家の狼狽ぶりをシニカルに捉えた『ベムたちの消えた夜』。ほかに『赤いライオン』『猫と真珠湾』『血みどろウサギ』など、スラップスティックでブラックな味のショート・ショート
嫌いなら呼ぶなよ(綿矢 りさ)
不倫をした夫。妻の親友宅のホームパーティーで、妻の友人たちに糾弾される。その不倫夫の心の模様が1冊に。
アホウドリの迷信
翻訳家・岸本佐知子と柴田元幸が贈る、海外短篇小説アンソロジー。 日本にまだあまり紹介されていない英語圏の8作家による10篇を精選。 対談「競訳余話」も収録。
文豪たちの悪口本
文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。
そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。
選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。これらを作家ごとに分類し、計8章にわたって紹介していきます。
川端康成に「刺す」と恨み言を残した太宰治、周囲の人に手当たりしだいからんでいた中原中也、女性をめぐって絶交した谷崎潤一郎と佐藤春夫など、文豪たちの印象的な悪口エピソードを紹介しています。
カモシダせぶん さんおすすめ(現役書店員の芸人)
三体0【ゼロ】(劉 慈欣)
これだけでも話は完結。3体を読む前におすすめ
5A73(詠坂 雄二)
読み仮名が存在しない漢字「暃」。この漢字は「5A73」を変換すると出てくる。この漢字が体に遺された複数の不信死体の謎を追うミステリー。
ゼロからトースターを作ってみた結果(トーマス トウェイツ)
ースターをまったくのゼロから、つまり原材料から作ることは可能なのか? ふと思い立った著者が鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作るべく七転八倒。集めた部品を組み立ててみて初めて実感できたこととは。われわれを取り巻く消費社会をユルく考察した抱腹絶倒のドキュメンタリー!
芥川龍之介全集(芥川 龍之介)
「蜘蛛の糸」「歯車」「羅生門」などの代表作を始め、短編の名手、芥川龍之介の遺した「374作品」に、関連資料4作品をそえて一冊に凝縮した大全集。
菓の辞典(長井史枝)
十字軍が遠征したり、王族の子女が他国にお嫁に行ったりすると、それにともない、お菓子も移動し発展していたのです。お菓子一つひとつが持つストーリーを、古代から現代へと並べて掲載。ページをめくるたびに現代へと近づき、まるで「お菓子」で時代を旅する気分になります。「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。
闇祓(辻村 深月)
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」。クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。
東大に名探偵はいない(市川 憂人)
東大卒&東大生作家による「東大ミステリ」アンソロジー!
おすすめな本の紹介
時間がありましたらこちらだけでも是非ご覧ください。